ドメインとかサーバー設定と聞くと何となく難しい感じがしますが、そんなことはありません?手順を追っていけば誰でも簡単に設定することができます。
ドメインとは?
WEB上の「住所」です。インターネットでは IPアドレス という番号で、ホームページの閲覧先やメールなどの送信元・送信先を識別しています。ちょっと乱暴な例えですが、地図でいう緯度・経度みたいに数字で表すのがIPアドレス、町名や番地のように名称を振り分けるのがドメインだと思ってください。
ドメインはネット上の「住所」として扱われますが「共有ドメイン」と「独自ドメイン」の、2つの運用形態があります。
共有ドメイン
プロバイダーやレンタルサーバー等に契約すると、サービス運営会社所有のドメインを複数のユーザーで共有できるようになります。携帯各社のキャリアメールなどもこれに当たります。
費用が掛からないのがメリットですが、サービスを修了すると使用できなくなるので注意が必要です。
独自ドメイン
「独自ドメイン」は、個人または法人で取得できる世界に1つだけのドメインです。
有料なので登録費・更新費用が必要ですが、本格的にホームページを始めるならば取得しておくべきです。
ドメインの費用
ドメインの価格は取得するドメインの種類(.comとか.jpとか)によって違いますが、取り扱う業者によっても変わってきます。
注意しなければならないのは、キャンペーンなどで初年度は0円とか10円とか格安で取得できても更新費用が高くなる場合があります。更新費用も含めたドメインの種類、登録会社を選びましょう。
私が使っているドメイン登録サービス会社は「お名前.COM」と「エックスドメイン」ですが、それぞれに特徴があります。
お名前.COM
お名前.comは国内最大級のドメイン公式登録サービスで、ドメイン登録実績2800万件超、580種類以上のドメインを取り扱っています。
初期費用が安く、扱っているドメインの種類が多いのが特徴です
エックスドメイン
レンタルサーバーのXserverサーバーが運営しています。
取扱ドメインの種類はそれほど多くはありませんが、取得費・更新費が最安かもしれません?
お名前.COMとエックスドメインの1年間の更新料の比較(2022/09/08 更新)
ドメイン | お名前.COM | エックスドメイン |
---|---|---|
.com | 1,408円 | 1,298円 |
.net | 1,628円 | 1,518円 |
.biz | 1,738円 | 1,628円 |
.info | 1,628円 | 1,628円 |
.jp | 3,124円 | 3,102円 |
ドメインの種類での価格差が大きいので注意が必要です
私の場合は、使用しているレンタルサーバーが Xserverサーバー なので、最初に「エックスドメイン」で探して、取扱が無い場合は「お名前.COM」を使います。フリーランスのホームページ作成代行でお客様のドメインを取得する場合は「お名前.COM」にしています。
サーバーの設定方法
ネームサーバーを設定します
対象ドメインをどのサーバーで使用するか決定する為の設定です。
独自ドメインを使用するためには、ドメインのネームサーバーを使用するレンタルサーバー指定のものに変更する必要があります。
ただし、ドメイン登録会社とレンタルサーバーが同じ会社の場合は必要ありません。
クリックしてください
- 「エックスドメイン」で取得したドメインを「エックスサーバーで」運用する場合は変更の必要はありません。
- 「お名前.com」で取得したドメインを「お名前.com レンタルサーバー」で運用する場合も変更の必要はありません。
ドメイン登録会社の管理画面から、運用するレンタルサーバーのネームサーバ情報を書込みます。
レンタルサーバーの設定
ネームサーバーの設定が完了したら、レンタルサーバーに新しいドメイン用の設定を行います。
独自ドメインを使用しない場合は必要ありません。サーバー内に元からある「共有ドメイン」を使用します。
レンタルサーバー各社のサポートページ
クリックしてください
- ドメイン設定 | レンタルサーバーならエックスサーバー
- さくらインターネットで取得・管理中のドメインを設定したい | さくらのサポート情報
- 独自ドメインの設定 – mixhost ヘルプ&サポート
- 独自ドメイン設定・解除 / ドメイン / マニュアル - ロリポップ!レンタルサーバー
- サーバーにドメインの設定を追加する|ConoHa WINGサポート
- 独自ドメインの設定方法 – ColorfulBox(カラフルボックス) サポートサイト
- ネームサーバーの変更|お名前.com Navi ガイド|
- ドメイン設定の新規作成 | マニュアル | サポート | レンタルサーバー CORESERVER
- 独自ドメインの設定・削除方法 – ヘテムル
- スタードメイン管理ドメインの設定手順 | レンタルサーバー【スターサーバー】
無料で独自ドメインを運用する方法
独自ドメインは必要だけどドメイン代を節約したい場合、レンタルサーバーの「独自ドメイン永久無料特典」を利用することをお薦めします。
レンタルサーバーを新規契約するのであれば「独自ドメイン永久無料特典」を使わない手はありません!
サーバーを契約している期間中は永久にドメイン費用が無料になる特典です
仮にサーバーを解約したとしても、ドメイン管理は通常通りできますから問題ありません。
お名前.COMやエックスサーバー意外にも「独自ドメイン永久無料特典」をつけているレンタルサーバーは多いです。
「独自ドメイン永久無料特典」で注意する点
サーバー契約と同時に独自ドメインを申し込んだ場合、規定の期間(1年~2年)以内にサーバー契約を止めるとドメインの費用が請求される場合があります。
特に注意する点としては mixhost の「30日間返金保証」期間中に「独自ドメイン永久無料特典」を取得した場合です?
サーバー費用は返金されますがドメイン代はしっかり請求されますので mixhost の「独自ドメイン永久無料特典」を利用する場合、慌てずに返金保証(お試し期間)が過ぎてから行うのが良いと思います。
まとめ
一般的にホームページを公開する場合、ドメインが必要です。
レンタルサーバーやプロパイダーを契約すると「共有ドメイン」が付いてくるので、それで済ますことも可能ですが本気でホームページを運用しようと考えるなら「独自ドメイン」を取得することをお勧めします。
昔(20年ほど前?)私も、店舗のホームページを「共有ドメイン」で運用していたのですがサーバーを変更した際に、サイトもメールアカウントも全て作り直した事がありました、、、
参考までに、ドメインには以下のようなものがあります。
- gTLD(分野別トップレベルドメイン):分野別のドメインで、誰でもどの国の人でも制限なく使えるのが特徴です!
- ccTLD(国コードトップレベルドメイン):2文字で国や地域を表したドメインのことで日本は「.jp」です。
「.co.jp」「ne.jp」などは「属性型JP(ドメイン)」と呼ばれていて、日本在住に加えて「企業であること」や「ネットワーク提供者であること」などの条件を満たした人・組織でしか取得できないので注意が必要です。
ドメインの更新費用は年間1,400円ほど掛かりますが(1年目は0円とか)長く使っていくとドメインパワーも上がってホームページも上位表示されていくかもしれません?