唐突ですが 耳あか には、乾いた耳垢(ドライ)と湿った耳垢(ウエット)の2種類があることはご存じでしょうか?
日本人は乾いた耳垢(ドライ)の人が多いので、やもすると湿った耳垢(ウエット)は病気なんじゃないか?思ってしまう人もいるようです。しかし人類全体を見てみると、多数派はドライの方で、ウエットはむしろ少数派なのです。
各人種の湿った耳垢(ウエット)の割合を調べた報告を見てみると、大体以下のようになっているようです。
アジアでは南の方がウエットが多く、北へ行くほど少なくなる傾向がある事が解ります
黒人 | ヨーロッパ人 | ミクロネシア人 | 台湾人 | 日本人 | モンゴル人 | 韓国人 | 中国人 | ツングース人 |
100% | 100% | 60% | 40% | 16% | 12% | 8% | 4% | 希 |
なぜ日本人にはドライが多いのか?
ウィキペディアの 新モンゴロイド に以下のような説明があります。
新モンゴロイド
モンゴロイドを形質的特長から新・旧に分けた表現方法である。進化の程度が新・古という意味ではなく、寒冷地適応を経ているか否かの違いを表した分類である。
新モンゴロイドはシベリア周辺で当時の特に寒冷な気候に適応した人種であるとの考えが有力である。
形質
古モンゴロイドに比べると一般に一重まぶたで目頭に蒙古襞が見られ、彫りが浅く、体毛が少ない、頭髪が直毛、唇が薄い、耳垢が乾いており、背が高く丸みを帯びた体型、脳容積が大きいなどの特徴を持っているとされる。古モンゴロイドと比較して、身体的特徴に寒冷適応が多く見られる。
たとえば、一重まぶた・蒙古襞は目を凍傷から守るため、乾いた耳垢も耳の凍結を守るため、体毛の少なさも身体に付着した水滴が凍結しないための適応に由来するとみられている。・・・
通説では、最初に日本列島に住んだ縄文人は古モンゴロイドであり、後に日本列島に渡ってきた農耕民は新モンゴロイドであると言われています。現在の日本人に耳垢がドライな人が多いのは、ご先祖様が氷河期などの時代に極寒の寒さに適応した結果だと言うことですね。
耳掃除の話:ドライの耳垢の場合
「ぼんてん付きの竹の耳かき」か、金属の「ウッディーピック」みたいな物が使いやすいと思います。
自分でする場合は「ピック」がやりやすいですし仕上げに、ぼんてんの刷毛を使うと気持ち良いしきれいになります。
耳掃除の話:ウエットの耳垢の場合
ウエットの場合は ぼんてん を使うと一発でぼんてんがダメになります。
耳かきのへらの部分かピックであらかた掃除したあと仕上げに綿棒などで拭き取ります。
その際、綿棒に耳掃除用のローション(耳洗潔)をつけても良いかもしれません。
近所の床屋さんで買いました。床屋さんの専売商品だそうですが最近ではAmazonでも売っているようです?
アルコール入りでドライの耳でも使えますが刺激があるので過敏な人や傷のある方はしみます。スッキリさっぱり気持ち良いですが使いすぎにご注意ください。
耳掃除のやり過ぎは禁物です(経験者は語る、、^^;)
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