
最近、Mac mini M4の最安モデル(メモリ16GB、ストレージ256GB)を購入しました。しかし、アプリを多めにインストールしたり、仮想ドライブ(VMware Fusionなど)を使うと、256GBのストレージでは足りなくなってしまいます。そこで、外付けSSDを使って起動する方法を試してみました。
外付けSSDからの起動方法
- 外付けSSDを接続し、電源ボタンを長押しして起動メニューを表示します。
- 外付けSSDを初期化します(ファイルシステムはAPFS、GUID)。
- 初期化した外付けSSDにmacOSをインストールします。
詳しい手順はこちらから確認できます:Appleサポート
注意すべきポイント
- SSDケースはPCIeトンネリング対応であること
- SSDの転送スピードは3800MB/s以上であること
- Thunderboltポート(DFUポート以外)に接続すること
※DFUポートに外付けSSDを接続すると起動できませんので注意してください。また、PCIeトンネリング非対応のSSDケースだと起動に時間がかかることがあります。
※MacのDFUポートの見分け方 - Apple サポート (日本)
PCI-Expressで認識されました

性能比較
内蔵SSDから起動した場合

外付けSSDから起動した場合

内蔵SSDのスピードと外付けSSDのスピードはほとんど遜色なく、快適に使えます。
コスト面
M4 Mac miniのストレージ(256GBと1TB)の価格差は6万円ですが、外付けSSD(SSDケースとM.2 NVMe SSDを含む)の合計は約18,000円ほどでした(ポイントを含む)。非常にお得に感じました。
購入したもの
- 外付けSSDケース(ロジテック LGB-PNVU4C)
詳細:ロジテック公式サイト - M.2 NVMe SSD(WD Blue SN580 / 1TB)
これで、内蔵SSDからの起動も選べるようになり、マルチブート環境を構築できました。

外付けSSDからの起動をお勧めする理由
Mac miniは据え置き型デスクトップなので、外付けSSDが外れる心配もなく、外部ドライブからの起動は非常に便利です。ただし、Appleのインテリジェント機能は使えないようです。この点は少し残念ですが、それ以外の動作は問題なく快適に使えています。

起動ドライブに余裕があれば、作業効率が格段に向上するので、外付けSSDからの起動は強くお勧めします。